予防原則と放射能防護

予防原則の語彙および経緯については、ネット上で容易に検索できるので、

ここでは軽く触れるに留めますが、もともとは環境問題に関して世界がなすべきことについて、

後悔より先に「転ばぬ先の杖」を持とうという話です。

他にも「予防措置」や「予防的取組」といった類義語がありますが、本稿では説明を省きます。

 

リオ宣言第15原則以後、EUを中心に化学物質や遺伝子組み換え、さらには電磁波についても

「疑わしきは避けよ」という観点から市民がその被害を未然に防ごうとする動きが広がってきています。

 

さて本題に入ります。

9/14、政府がまとめた「消費者安心アクションプラン」の原案によると、

原発事故による食品への風評被害と悪質商法などによる高齢者の被害を、

 消費者問題における2大重点対策項目に挙げました。

そして風評被害の対策として、幼稚園や保育園など全国の2000か所で、

母親などを対象に放射性物質の食品への影響を正しく理解してもらうミニ集会を開く。としています。

さてここで問題なのですが、基準値以内の放射性物質が含まれた(含まれている疑いのある)

食品を消費者が選択しないという行動に、そもそも被害者はいるのだろうか?

いたとしたら加害者は一体誰を指すのでしょうか?

どうやら政府は加害者を東電や自分自身だとは1ミリたりとも想定しておらず、

市民(このプラン上では具体的に幼児を持つ母親)の理解不足が被害者を生んでいると言いたいようです。

 

日本にも様々な食品安全基準があることはご存知の通りです。

農薬であったり、遺伝子組み換えであったり、添加物もそうです。

私たちは日々買い物をする中で、それらの表示も見ながら(値札も見ながら)自主選択的に購買行動を

行なっています。塩たっぷりの梅干しもあれば減塩タイプも売ってます。

なんで放射性物質だけ別問題なんですか?

なんで選んじゃいけないんですか?

予防原則の定義など調べるまでもなく、陳列棚に並んだ商品の情報から取捨選択して購入する。

ここはどっかの独裁国家ですか?日本国憲法を読み直さなきゃいけませんか?

生き物ですから食べなきゃ死にます。できれば安くて安全で美味しいものを食べたい。

あえて美食と不摂生を選んで痛風になってしまう人もいれば、

我が子のために少しでも安全なものを高価であっても食べさせてやりたいと願う親もいる。

それぞれが与えられた自由の範囲で生きている。

 

毎週金曜日、儲かるのは営団地下鉄だけ。

それでも声は止まない。

動き続けよう。

 

 

2014年

2月

06日

雑文

続きを読む
子ども全国ネット
子ども全国ネット